Doctor医師

国立病院機構は全国に140病院のネットワークを持ち、セーフティーネット医療や臨床研究、教育研修といった幅広い活動を行っております。関東信越グループは、関東甲信越地⽅1都9県に32病院あり、最先端から地域に密着した診療まで多様な医療を提供しています。
キャリアアップ制度
新専門医制度
国立病院機構は、平成30年から開始された新専門医制度に対応するため、早期より検討対策部門を設置し、専門医取得を目指す若手医師が安心して研修ができる環境を整えてきました。例えば、内科領域に関しては受講が必須となるJMECC(Japanese Medical Emergency Care Course)を、基幹を目指す施設においては自前で開催できるように早期より指導者を育成してきました。実際に昨年度までに多くの施設でJMECCを実施しています。
NHOフェローシップ制度
国立病院機構の豊富なネットワークを活かし、若手医師が自身のスキルアップや専門医習得を目的として、所属病院とは異なる機構病院に一定期間留学できる制度です。
国立病院機構の医師であれば誰でも、機構病院であればどこへでも、何度でも行くことができます。機構病院ならではの制度ですので、存分に利用してください。
若手医師フォーラム(国立病院総合医学会シンポジウム)
国立病院機構に所属する若手医師が日常診療の中で取り組んできた症例や研究についての発表の場を広げ、さらに交流の場を設けることでお互いに刺激しあえることを目的に国立病院総合医学会において「若手医師フォーラム」を行っております。英語での抄録を登録、事前に抄録の査読審査を行い、選出された優秀演題の演者が英語発表をすることができます。
研修制度
良質な医師を育てる研修
国立病院機構では、初期・後期研修医等を対象に機構のネットワークを活用した指導医による診断・治療に関する実地教育を全国各地で行っています。
各テーマのエキスパートである講師陣の指導を受けられる貴重な研修であり、スキルアップを目的とし、毎年多数の研修医や専攻医等が参加しております。
主な研修の紹介
小児疾患・小児救急に関する研修
小児疾患、小児救急に対する知識や診療経験の少ない医師を対象に、臨床で遭遇する一般的な小児疾患、小児救急の診断・治療に関する実地教育を行い、国立病院機構における小児疾患、小児救急に対する診療能力の向上を図り、全人的な医療を推進できる医師の育成を目指します。
循環器疾患に関する研修
循環器疾患に対する知識や診療経験の少ない医師を対象に、臨床で遭遇する一般的な循環器疾患の診断・治療に関する実地教育を行い、国立病院機構における循環器疾患に対する診療能力の向上を図り、全人的な医療を推進できる医師の育成を目指します。
JMECC指導者講習会
国立病院機構各施設のスタッフらがその知識と経験を活かし、国立病院機構所属のJMECCディレクター・インストラクターを養成し、更に多くのNHO所属医師がJMECCを受講できるようにすることを目的としています。